髪を乾かす時にただ何となく乾かしているだけでは駄目だと知ってからは乾かす時も美髪になるように気を使って乾かすようになりました。
今までの私は早く乾いて欲しいという思いから、下を向いて全て髪を下向きに垂らしてその上からまんべんなくドライヤーの風を乱暴に当ててガシガシと髪を擦って乾かしたり、
下から上にドライヤーをあてて乱暴に乾かしたりしてしまっていました。

その結果、仕上がりはパサパサでツヤがなく天然パーマのせいで広がってしまい、うねりも強く出て、まとまりのないものになってしまっていました。
当時の私はその仕上がりが、全てシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどのせいだと考えていました。
ですが、それは間違っていたようなのです。

私は美容室に行った時、美容師さんの髪の毛の乾かし方をよく観察してみました。
美容室帰りの仕上がりは自分でするものとは違い満足の行くものだったのでいつもこの状態を保ちたいと考えたからです。

私は美容師さんが行うように、見よう見まねで乾かしてみました。
すると、同じシャンプーとコンディショナーを使っているのに仕上がりが全く違い、まとまりのある美髪になれたのです。美容室帰りのときと同じです。
私が行った乾かし方は絶対に髪に対して下からドライヤーの風をあてないこと、出来るだけドライヤーを上に持ち、髪から十分に離して下へ風を当てること、
ドライヤーは常にゆらして一点にドライヤーが当たらないようにすること、地肌を優しく擦るように指先で小刻みに揺らし風を当てること、
髪の内側がよく乾くように髪の束を適度に取りくるくると手で縦巻きにしながら風を丁寧に当てていくとまとまりが良くなります。

自分がなりたい髪の方向によって内巻き外巻きを変えます。
よく地肌が乾いたらブラシを使って丁寧にブローしていきます。風は上から下にキューティクルを逆立てないように気をつけます。
立ち上げたい部分は立ち上がるように髪を持って風を当てて形を作りながら乾かします。

スタイリング剤をつけて形を整える前に乾かしている時点でスタイリングのベースが出来ていると仕上がりが良くなり、作った形の持ちも良くなります。
何となくではなく適所に的確な乾かし方を行うことでスタイリングも上手くいくようになってより満足する髪になれた気がします。